221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

頭脳系図

鈴木光司『仄暗い水の底から』 鈴木光司のスゴイところは活字で怖さをビンビンに伝えてくるところ。頭の中のイメージが映像を作りだした日にはもう大変ですよ。最高に怖い、しかし面白いから困りもの。『リング』『らせん』『ループ』『バースデイ』を読んだ…

世の中は

師走に向けて走りまくってるんでしょうな。ご多分にもれず私もですが。最近のネットコミュニティ(「GREE」や「mixi」など)の氾濫ぶりは、何年か前の“電車内でメールを打ちまくる若者たち!”というSPA!的なブームと同じ匂いがしたりしなかったり。まあ僕も…

metempsychosis

内陸の内陸、“へそ”周辺の散歩は終わった。そしてアリス・スプリングスまで戻ってくる。タウンズビルからはじまった凸凹3人珍道中はここにて一旦終息。tomは北のダーウィンを目指し、emkは空路でメルボルンへ。そして僕は陸路で南下しまずはクーパーピディ…

アルペジオ

STAB 4 REASON AND THE STYLES『WAILING HILL』 岐阜出身の4人組バンド。僕の友人の弟がベースを弾いている。ちなみに彼らの実家はお寺さんだ。僕の友人もギターをやっている。後日彼も日記に出てくるが、豪州ではいろいろと世話になったのは、長渕からレニ…

鼠王国

チップとデールは最高だよな。今世紀2度目のシー。シーですシー。昼過ぎから参戦したわりには相当効率的に回れたんじゃないかと自己評価高し。やっぱりねぇ、あーいうところはねぇ、カップルで来るべきなんよ。そう思うのよ。

the most promising player

キングスキャニオンではねぇ、岩とか土とか自然を愉しむんだよ。絶壁具合はハンパなく、その地層を目で確認することができて「地球って生きているんだなぁ」と実感、体感。 でも人間の身体は正直。そんな感動をまったく気にとめず、水分と体力をガンガン奪っ…

知ってるつもり

松岡豊『値段についてのホント?の話』ISBN:4331652424 なかなか面白かった。「中古車を買うなら2月。新車は6月と12月が狙い目」って知ってましたか? 新車はボーナス時期だからクルマを買おうという人が増え、販売員も一台でも多く売ろうと、でかい値下げ…

ゲーム屋前の攻防

出ましたね、ドラクエ8。とは関係ないと思うけど、街のゲーム屋さんの前で大のおとな2人が思いっきり掴み合いのケンカをしていた。すでに誰かが通報していたようで、すぐに警察がやってきてふたりをなだめていたが、ドラクエを巡ってのケンカだったらスゴ…

scale a precipice

次の日はキングスキャニオンだ。 Kings Canyon Alice Springsの南西323km。Watarrka National Park内。中央オーストラリアで最も壮大な景色といわれる、キングス・キャニオン。この絶壁は、何万年もかけて雨と風に磨かれた酸化鉄を含む赤茶色の砂岩だそう。…

天才肌

『中田語録』文芸春秋 (編集) 中田英寿のコトバを集めたもの。彼の発言は含蓄あるよなぁ。韮崎高校時代からイタリア語は勉強していた、と韮崎のサッカー部の友人から聞いたことがある。http://www.nakata.net/ にある中田の日記を読んでも、本を読み、音楽を…

Lleyton Hewitt

wtbと山頭火。久々の“しお”はうまうまですた。その後mikとも合流して談笑継続。そのとき、あるテニスプレイヤーの名前がどうしても思い出せなくて。キーワードは……、 一時期ランキングトップになって キム・クライシュテルスと破局して 帽子を後ろ前にかぶっ…

lack of consideration for others

ウルルに登ることに対して諸説あるのは先日書きました。そして、山頂にいるのは、ドイツ人と日本人がほとんど、という現実。あくまで僕の考えだけど、1.宗教への関心が希薄 2.“観光客”になりやすい という共通項が挙げられるでしょう。頂上の記念碑にも…

the National Language Research Institute

柴田武『知ってるようで知らない日本語〈1〉』 ISBN:4341014188 “小春びより”っていつのこと? “ピンキリ”の語源は? 最近こんなんばっか読んでるな。でもね、日本語って面白いと思うよ。微妙な言い回し、ってあるでしょう? 諺とかとは違ってね。まぁぼやか…

a limited express

『007 ロシアより愛をこめて』のジャケに写っている手は「水野晴郎」の手だ、って知ってた? どっかでやってた。 なんでそんなことを思ったかっていうと、昨日うちの両親が欧州に旅立ったわけだ。「あぁ、池袋から成田エクスプレスで…。ん? 成田エクスプレ…

top of the navel

頂上です。360度見渡せます。昨日までを気にせず、明日とか明後日を見つめるいい機会です。 まず鎖を伝って地上から5合目(高さ的に)まで。そして一気に遠くから見るとてっぺんになる高さまでまた登る。そこからうねうねうねうね上下に行ったり来たりしな…

10でも20でもなく“12”

大久保幸夫『仕事のための12の基礎力〜「キャリア」と「能力」の育て方〜』 この本さえあれば、○○歳のときに伸ばすべきスキル、経験がわかるのだ! マジかよ! そいつはすげーぜ、さっそく伸ばそう。いや、ホントにわかりやすくて面白いですよ。目線が同じと…

堅がカローラで

平井堅がお送りするJ-WAVEの番組を聴く。というかだいたい毎週聴いてる。途中からだがな。そこで、先週の金曜日に平井堅のお父さんが亡くなったことを報告していた。末期ガンで壮絶な亡くなりかただったらしい。しかし、その話をするまでは本当に通常通りの…

national isolation

実は鎖場なのよ。すごく急だし、風もびゅんびゅんなのよ。ちなみにエアーズ(ウルル)に登れない日は決まっている。それは……、なんてことを言っていたら、ヤフーニュースにこんな記事が。 エアーズロック登山禁止 28日に豪先住民長老服喪 【シドニー25日…

半世紀越しの恋

糸井重里『豆炭とパソコン―80代からのインターネット入門』 「ほぼ日刊イトイ新聞」内で連載されていた企画を書籍化したもの。糸井重里が自分の母親に突然imacを送りつけ、今まで触れたこともなかったパソコンを目の前に成長していく母親の姿を見守る。 先生…

偶像化

転職情報誌の編集仕事をしているが、先日取材に行ったときにね、人事コンサルタントだか転職アドバイザーに聞いたんですよ。 「転職活動って隠れながらやるイメージがあるじゃないですか? バレるのはどんなとき?」って。営業中の同僚に偶然見つかるとか、…

reaching the summit

とうとう登ります! しかしその前に……。 エアーズロックの登頂に関しては諸説あります。アボリジニの人たちは「登らないでください」とはっきりと明言しています。なぜなら彼らにとって神聖な場所だから。よくいう例えは「日本人が国技館の土俵に土足で踏み…

冥利

Avril Lavigne『Let Go』 お約束どおり読めなかった。「アブリル・ラビグネって誰だ?」とな。カナダ人唄い手。すごくPOPでさ。 ピッキングをしていたときの農場ではアブリルの「Complicated」が、レッチリの「By the way」と同じくらいヘビーローテーション…

いーふーふの日

昨日は何十回目かになるru1、ikkの結婚記念日。先週末から兄貴と段取りを組んで、お洒落なレストランを予約して……なんていう小気味の良いサービスはまったくもって計画しておりませんでした。やってあげればいいのにね。 そもそも“やってあげれば”なんていう…

stroll through a ravine

風の谷周辺を散策。2時間くらい歩き回ってスタート地点に戻ってきた。 赤土の岩々に囲まれた谷間に繁る緑。でも、無理して、背伸びしている感じはないんだよね。あるがままにある、ってな感じ? 赤と緑と空の青が、風の匂いを届けてくれた。なんつって。

自己投影

ダニエル・キイス(著),小尾芙佐(訳)『アルジャーノンに花束を』 「名前はよく聞いた。なんとなくの内容も知っているが読んだことがない」という一冊。むしろ記憶にインプットされたのは、氷室京介がBOOWY解散後に出した、初のソロアルバム『FLOWERS FOR …

ハウル逃し屋本舗

hmkの誕生日一週間遅れ会を六本木ヒルズの小龍包屋にて。うまうま。外に出てみると突然の大雨でした。 ところが恵比寿まで戻るとさっくりさっぱり。地元に戻っても、雨の“あ”の字もありませんでした。 映画観たかったなあ。「ハウル」は倍賞千恵子狙い。でも…

the valley of wind

そしてその日の昼から午後にかけては、、、風の谷です! そう『風の谷のナウシカ』のモデルとなったここはその名も“the valley of wind”。 山間を抜けながら、小川を超えて歩いていくと渓谷が。それが風の谷。 腐海を抜けてユパ様と再会し「先に谷で待ってま…

裸足の女王

鬼束ちひろ『This Armor』 「infection」がね、名曲だと思うんですよ。1st『インソムニア』を聴いたときの危なっかしさ(林檎の『無罪モラトリアム』を聴いたときと似た感触)が和らいだ2stアルバム。 “爆破して飛び散った心のかけら”を拾い集めることができ…

健在7人姉妹

以前に叢書を作ったおばあちゃんのお招きを受け、田無へsek、ysdと出陣。 割烹料理屋にて和のコースを堪能。いやー、カニが美味しいと思ったのはじめてです。甲殻アレルギーは持ってないけれど、どーもカニとかエビとかの魅力がわからなかったもんで。でもそ…

day to break

そして夜明けのサンライズツアー。明け方5:00頃に宿を出発。バスにてサンセットと同じところで鑑賞。やっぱり爺婆が大多数ですた。 一枚岩の色が15秒単位ぐらいで変わっていくわけですよ。そして太陽が美しいわけなのですよ。美しいと思うものは国境を越える…