221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

reaching the summit

結構急なのよ

とうとう登ります! しかしその前に……。

  • エアーズロックの登頂に関しては諸説あります。アボリジニの人たちは「登らないでください」とはっきりと明言しています。なぜなら彼らにとって神聖な場所だから。よくいう例えは「日本人が国技館の土俵に土足で踏みあがる」ようなこと。
  • しかし彼らは「登頂禁止」とは断絶はしていません。なぜか? 選択権を与えているのです。「登らない」ことを選択した人は「聖地に敬意を払って」いる人。できれば自分の判断に任せたいと。それが敬意を払うということ。
  • 詳しくは http://rakudatravels.cool.ne.jp/travels/1120/t20/

僕はこのとき、“登る”決意をしました。なぜか? 「上にあがらなければその状況がわからない=何も言えない、考えられない」から。
とても自分勝手、自己都合の言い訳だという認識は充分にあるつもりでした。でもそのときにもう一度豪州に来た理由を考えてみた。「見たことのないものを見て、行ったことのないところに行き、会ったことのない人に会う」。これが大目的。背を向けるということは、今ここにいる自分を否定することになる、と考え(納得させ)、僕は登ることを決めた。