221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 出発〜成田〜高雄〜恆春_140801

空港大好き

さてさてそろそろ振り返らなくっちゃ。おれが旅のことを書き記しておくのは、後から自分が読み返してそのときの匂いを思い出したいからです。わいわいそれ一択。


出発前日の取材は遅めスタート。終わったのが21時過ぎでした。
ディレクターさんとカメラマンさんと、んじゃあ1杯イキますかっつって2杯イって、帰ってきたのが24時。そこから洗濯といろいろと準備といろいろをして寝たのが3時。起きたの6時半。
ゴミ出して、カギ閉めて、行ってきますとつぶやいて、旅立つの朝。

今回、成田まではアクセス成田っつー格安リムジンバスで向かいました。銀座出発、東京駅を経由して料金は1000円。これいいよ、すごくいい。
うちから有楽町まで電車で一本。銀座までてくてく歩いてチャンスセンター前からぴゅーですからね。
係員さんもすごく丁寧だし、ネットから予約とれるし、バスで成田空港を目指す人にはおすすめです。成田発の国内線の場合でも使えるだね。


成田空港到着は無事に9時40分。
と、ここでうちの実母から電話がバンバン鳴りまくる。朝イチの段階で家内から連絡があって小耳にはさんでいたのだけど、まずの目的地・高雄で大規模なガス爆発事故があったと。町中が壊滅状態だと。おお、超物騒だぜと。
まあ、高雄は空港と街のバスターミナルにしかいかないのでたぶん大丈夫? なのかな? って行くしかないけどさ。無事を祈るよおれ。


すでにエバー航空のカウンターが開いてたので、手荷物と預け荷物とを整理してみる。うちはさっさと預けちゃいたい派です。
注文していたWi-Fiルーターをレンタルして、AMEXの出張ブースのお兄さんにわざと勧誘されて断るっつー時間つぶしをしてから“内側”に入ります。うちはさっさと入っちゃいたい派なんです。
お茶を捨てさせられ、ピンポン鳴らず(めずらしい!)、出国審査、が、超ガラガラ! スタンプのお姉さんに「すげぇ空いてますね」ってったら「ついさっきまで1時間待ちとかだったのようっふん」だって。タイミングなんだね。ほんっとうにゼロ人だった。

んでももって第1ターミナルのちっちゃいフードコートでとりあえずビール。あはは@11:00
シゴトもしましたよ。ちゃんとしましたよ。きっとここでやっておいたら帰国後に「ああ、あそこでやっておいてよかったな」って思えるぐらいのことをスーパードライエクストラコールド飲みながらやってましたよ。
おれはやっぱりあれだな。
状況に流されるタイプなので、オフだからとことんじゃなくて、非日常の中でも日常に燃えるタイプだなってことがわかりますな。


はい。エバー航空初めて。窓際ゲット。真ん中空いて、通路はおばちゃん。3×3のジャンボではないボーイング飛行機です。
いつも機内では本を読んだり機内誌を眺めたり場合によっては……なにしてるかな。基本寝てるか。
今回も寝て、読んで、食って、寝て、寝たら、着いた。高雄。

んでもって中心地のバスターミナルに向かうべくMRTのりばを目指したら、「ケンティン行きはこちら」的な看板を見つけてさ。え、直接行けたらすげえ楽なんですけど的なさ。

待ったよね。来ないよね。流しのタクシーに話しかけられて中国語わかんねーよっつったらどっかいっても来ないよねバス。
んじゃまあしょうがねえ。ここは判断、MRTだと。乗ったと。35元。高雄中央ステーション的なとこまで。



中華圏もエスカレーターは右に立つようです。
中央駅に降りてみたらまあいろんな人がいてさ、長距離バスのりばはどこっつったらお姉さんが親切に教えてくれて、チケット売り場のおばちゃんも親切に教えてくれて。でも、待ってる間に目にしたガス爆発事故の映像はヤバい。ヤバかった。あれすぐそこよね? だから高雄の街を抜けるのに時間がかかったんだなー。結局3時間以上かかったもんね。高雄〜恆春は312元。



見ず知らずの町をいくつも通りすぎて、うわさで聞いてた極寒バス内(クーラーがんがん)を耐えながら、なんとか到着、恆春に20時ごろ。
うあー遅くなっちまったぜーっつって、バス停から歩いてお宿に向かいました。見つけました。ピンポン押しました。出てきませんでした。
あれ? え? わんこに何度「どうする?」と尋ねたか。


てな具合の幕開けです。