221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 恆春_140801

外観はふつーの家です

結局どれぐらいいたかなー。宿の外になー。20分は軽くいたから、30分ぐらいかなー。
もうどうしようもねぇっつって、となりの連れ込み宿みたいなとこのおっちゃんに外まで出てきてもらって、
「悪いんだけど(ドアに書いてある)この番号に電話してくんねえか」
「おまえ電話持ってんじゃんか」
「この電話はここでは使えないんだよ」
ってのを身振り手振り。ひたすら身振りと手振り。やっぱりさ、人ってのは面と向かえばだいたいのことは伝わるんだよ。
そしたらおっちゃんしぶしぶ電話してくれて、つながって、「ここで待ってろ」っつって待ってたら、5分もしないうちに兄ちゃんがバイクでやって来た。
「乗れ」と。
「ここじゃねえの?」っつったら
「BBQやってっからこい」と。
「はい」と。

どうやら最初にピンポンしてたのは旧館らしく、今回おれが泊まるのは2号館だったらしく。
荷物を置いて、ジョインせぇと言われ、なすがままに湖南からの中国人大学生4人と仲良くなって、お宿のスタッフとその友達と仲良くなって、ビールすげえ飲ませてもらって。
学生4人のうち2人がカップルで、その男の子の方が日本文化超興味アリアリでいろいろ聞いてくるんだ。
NARUTO好き、ONE PIECE好き、宮粼駿も蒼井優新垣結衣もなんなら堺雅人も好きなんだーってさ。
個人はいいんだ。
国はどうなんだろうね。
だからまずはおれらだけでも仲良くしようかね、そうだねって話をした。


彼らの人生で、ちゃんと話す日本人はおれが初めてなんだって。
それってさ、日本を背負ってんじゃん。何度もいうように、その人のイメージでさ、その国決まるじゃん。
おれにとっての台湾の初日がこんなんだったら台湾っつー国全体のイメージがもう固まってしまったわけでさ、うれしいわけよ。
初日からいろいろあるんだぜ、ってのが本当に旅ってやつでよって、おれは思ったよ。
とても楽しいよ、やっぱり。
翌日見たらこんなとこだった。



小銭を部屋の角という角に置いているのはきっとお守り。