- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2009/07/03
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おれは観た。
おもいのほか大丈夫で安心した。
いやさ、一部ではさ、そーとーな酷評だったからさ。
たしかにストーリーもクソもない。感動も興奮もエンタテインメントもない。
存在に首をかしげる登場人物が多く、会話に深みがまったくない。
場面展開がブツ切れ、なにより矛盾点が多すぎる。
でも案外大丈夫だった。
ボヤボヤしたテーマの上にアニメーションを覆いかぶせて臭いものにはふたをするその滑稽な姿が浮き彫りだったからだ。
ところどころで海中のシーンが出てくる。澄んだ海とゴミだらけの海を撮りわけている。
まさか環境保護なんて大テーマを掲げないよな? 「これで?」と耳元でたずねるよ。
いいんだいいんだ。舞台を日本とも現代とも言ってないのだから。
未知の世界の未知の生き物が未知の遭遇をしているお話なのだから。すべては妄想なのだから。
だから、おれは、大丈夫だったのかもしれない。こちらの勝手な妄想を受け入れるだけの懐の広さを偶然見つけたからな。
それにしても所ジョージの演技(声)はひどいな。世にあまねくすべての声優に謝れ。金輪際出てくるな。
酷評するならまずそこだろってぐらいひどかった。