朝、しゃっきりと目覚めて旅支度。帰宅の準備。
旅先で寝過ごすってことがまずないです。それはきっと一日中うろうろして、疲れて、寝るから、しっかり睡眠をとれている=しっかり起きられるわけで。
お宿の人にあいさつをして昼の予定まで何しようかと……海外に来たら必ずやっていて今回やっていないこと……あ、スーパーに行こう。
東海岸の花蓮で行ったけれど、そのとき自分に必要なもの──ビールとか水とかしか買ってなかったからな。おみやげというよくわからない文化はひとまず置いておいたとしても、いざスーパーに行ってみれば考えが変わるかもしれないし。
ということで準備。北部で投げ捨ててくるはずだったTシャツは持参できるぐらいには乾き、パイナップルケーキ3箱分くらいのスペースを確保しました。
やってきましたカルフール! こちらでは「家楽福」と書きます。お宿と同じく南港駅前の店舗にGOしました。
オープン直後の9時ちょっとに行ったから、結構店内が暑くて、ガンガンに冷えてる店内で「おぉおぉぉおおさっぶーーーーー」と赤い手ぬぐいをマフラーにしたかったです。
海外スーパーを好きな人って多いよね。おれも大好きです。生活に触れられて幸せです。
そして実際に買ったのは生活してたらまず買わないだろうってシロモノばかり。パイナップルケーキ、杏仁茶、現地のベビースターをバラマキ用に。繰り返しますがおみやげ文化を本当に持ち合わせておらずに本当にごめんなさい。
ああ楽しかった! 待ち合わせまでは……1時間弱あるな。ということで国父紀念館に行きました。台湾建国の父、孫文を祀ったところです。
「中山」というのは孫文の号です。どうりで目抜き通りはだいたい中山がついてるね。1周15分ほどでざっと見て回りました。スタンプはもちろん逃しません。
さて大学生たちとの待ち合わせのお店までタクシーでGOします。
「真っ直ぐ」も「右」も「左」も「止まってください」も「泊めてください」も言えないので、お店の地図をスマホで見せて「ここ、ここ」と。
おじいちゃんドライバーさん、あわてて老眼鏡を取り出して、あああここなうんうんたぶんわかるはなんちゃらるーとなんちゃらるーの交差点を右に行ったあたりだよね、と聞かれた(気がした)から、そうそうその通りと答えました。
実際走り始めるとなんかよくわかってないっぽかったので、会話の中で覚えた「真っ直ぐ」と「右」と「左」で方向指示器と化しました。あとは通りの名前な。しゃんしーなんるーとかるーしゃんしーるー的な感じでふんふん言ってりゃ通じるわけよ。そういうわけよ。
無事にとーちゃーく。一番のりー。と思ったら定休日ーーー!!! ドラマ『イタズラなKiss』の台湾版リメイクで使われたとかですっげー有名店になったそうです。とりあえず美味しいらしい。
なんつってたら再会! わーいわーい。何食うかーって中華くおーって、彼らの地元湖南省は辛い料理エリアらしく、上海料理は甘すぎるっつってぶーたれてたぜ。かわいいなあ。
そのあとCafeにいって駄弁る。見事にだべる。Wi-Fiが飛んでるってステキ。
そして彼らはあれな。とりあえずスマホをいじくるな。すげえ勢いで向き合うよ。隣の子とメッセンジャーで会話する勢いだよ、マジで。
楽しかった! 会えてよかった! 後日、帰国後に4人組のうちのカップルが赤ちゃんを授かりまして、あわてて結婚したようです。LuciferとJoe、おめでとうね〜。
みんなで松山空港まで歩いて向かいます。徒歩で空港入ったの、初めてかも。じゃあねまたね。また会いましょうね。
その時点でフライト時刻の2時間ぴったんこ前だったのでちょっと焦り気味だったけど、全然大丈夫でした。荷物を預け、日本にハガキを書き、空港内の郵便局で投函。
待合エリアに上がれば人が大勢。“中”に入って最後の悪あがき。台湾ビール。キティーちゃんと一緒に帰ります。
今回の旅もまた本当に楽しかったです。台湾、忘れられない場所になりました。一つ一つの瞬間が大切な想い出であり、あれが現実だという事実だけで僕は今日も楽しく生きていけます。いやマジで。
今回の旅の総括を箇条書きでさせていただきますと──
- Wi-Fiルータが大活躍
旅のしかたも変わったね。デジタル機器大助かり。5日間借りて●●●●円。予約だけしておいて、行きの成田でレンタルして、帰国の羽田で返却できるのはでかい。超でかい。GLOBALWi-Fi、またお世話になります。
- 魯肉飯は25元
まあよく食った。つーかこれしか食ってない。鶏肉そぼろのぶっかけ飯です。美味しいんだわ。ちゃんとしたお店って最後の学生くんたちと行ったところだけだわ。現地飯がサイコーに美味しいです。
- 8月の台湾はクソ暑い
何度か死にかけました。「あ、これ、ホントにヤバいやつだ」ってセツナが何度か訪れました。片足突っ込んだのは花蓮かなー。宿から海まで歩いて、公園で休んで、丘の上まで登って、記念館で休んで、街道沿いを歩いて、ぶっ倒れそうになったときに現地のおばちゃんにスクーターのっけてもらった。ああ、マジで暑かったです。
- 最南端も最北端も基本的には人が来ない
そりゃね、渋谷だ六本木だったぐらいに観光地してないでもいいですよ。でもさ、せめてもうちょっとNorthernmost的な、Sorthernmost的なさ、何かが欲しいわけよ。温泉まんじゅうでもいいからさ。あ、でも大間(本州最北端)も薄ら寂しかったな。同じか。
- 日本語はほぼ通じない。
行ったことあるって人はみんな「日本語通じるところ多いから」って言ってたけど、ど・こ・が・だ・よ、だよ。皆無です、皆無。ごめん皆無は言いすぎた。ただまったくです。ぜんっぜん通じなかった。一番うまかったのが最北端の岬のおばちゃん。助けてもらいました、ありがとうね。
でも筆談できるのはやっぱりでかい。困ったらメモ書き。誰とでもメモ書き。超安心感。
- コンセントが同じ形状なのは非常に助かる
電圧もね。そのまま持っていってそのまま使えるのは大変に助かります。部屋にコンセントが1つしかなかったときのことを考えて、あたしゃ旅や出張に必ず3つタップ付きの1m延長コードを持っていきます。今回も助かりました。
- 宿はシングルにかぎる。
ドミトリーもいいですよ。大勢がわいわいもいい。でもね、歳なのかな。部屋という空間を独り占めできた方がよいよ。見知らぬ土地ならなおさらです。今回予約をしていったのは行き帰りの航空券とお宿だけ。すべてBooking.comにお世話になりました。みんないい宿でした。人も空間も。
- 2日目の夜に足がつった
こーれーはーマジで痛かったよ。これまでふくらはぎはつったことあるんだけどさ、“弁慶”がつっちゃってさ、伸ばすに伸ばせないわけ。超絶困ったかんね。あんだけ悶絶したのは久々です。そういう意味でもシングル部屋でよかった。
- 3日目の夜に怖い夢を見た。
えーっとなんだっけな。超怖い夢を見たのは覚えてんだけど、内容忘れちゃったな。どんなんだっけな……すげえ怖かったんだよ。
- 無事に帰ってきた