221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 『Buried』

Amazonのレビューを見るとのきなみ評価が低い『リミット』。ワンシチュエーションものです。
みんなあれなのな。きっとあれだ。どうして閉じ込められて、いかに脱出をするかを観たかったんだな。
うちからすればそれってこの映画に期待するところと違うと思うんだがな。ま、予告編のつくりにそのあたりを勘違いさせる小ずるさを感じるのは事実だがな。


[リミット] コレクターズ・エディション [DVD]

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イラクで民間トラックドライバーとして働いていたポール、トラックが襲われ気がつくと木箱の中。
手元にはライター、懐中電灯、携帯電話があるのみ。電話で家族、警察、FBIに連絡するが埒があかない。テロリストからの電話は3時間後に500万ドルを届けないかぎり命はないといわれる。
やっとの思いで国防省と連絡がとれ、救出の兆しが出てくるものの箱の裂け目からは砂が入り込んで来て砂時計状態。国防省の電話はすぐそこまで来ていると言う吉報、にもかかわらず砂がポールを埋めていく。


日本版のこの予告編に渡なんとかって戦場カメラマンが出てきてる時点で作品としての価値を大幅に下げてるだがな。
日本の映画宣伝の手法ってなんであんなにテレビCM的なんだろうね。名前が売れてる or いまが旬の俳優、芸人、著名人を起用して「ぜひ観てね」「劇場に足を運んでね」ってアレなんなの? ケンカ売ってんの?
そいつらがオススメする理由がいっこも見当たらないパトゥーンが多いため、僕はああいうのを露骨に毛嫌いします。ばーかばーか。


お話に戻ります。見事にバッドエンドの映画です。
でもね、すさまじいバッドエンドでも、中にはもう一回観るだろうなって作品も実際にある。おれにはある。
何度も言うようにおれは『ミスト』のラストは大傑作だと思ってる。最低・最悪で、うちが主人公の立場だったらもうホントに気ぃ狂ってしまうぐらいの終わり方だけど、映画物語としては本当に素晴らしいエンディングだと思ってる。
あ、『リミット』がそこまでのレベルとは言いません。「酸素は結局大丈夫だったん?」とか「つーかあのヘビいらなくね?」とか、首をかしげるところはたしかにあるので。
ただそこまで酷評にさらされなくてもと思うがな。カメラワークもしかり、携帯のバックライトやライターなどの光の使い方もすげえ凝ってるし、映像的には質が高いと思うんだけどな。
ヒマでヒマでしょうがないときの日曜洋画劇場か、午後のロードショーでやってるのを録画するだけのHDDスペースがあったらぜひ観てみて。そして冒頭10分で息苦しさを感じるので、閉所恐怖症の人は間違っても観ないでいて。
としか僕には言えません。