221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 Penang_101104

飛んでるひともいた

  • 2010年11月4日(木)

ということでさ、ペナン滞在が一日伸びたからさ、じっくり見ることになったのさ。
金がないからがっつり歩く。立派な理由。
ひとはなにかと理由をもとめる。ひとり言もいう。
「おれ3月6日たんじょーびー」

とか
「おれ魚座ー」

とか。


もとい──海沿いを歩いたり、砦をめぐったり、オフィス街のフードコートにてメシを食ったり。
市内を走っているMPPPバス(無料)に乗ってぐるぐるすると、いつのまにやらコムタなる巨大ショッピングセンターに到達しました。
市内どっからでも見えるコムタ。これはフェリーから。

コムタの1Fは島内全域をカバーするバスターミナルとなっているのです。
ゆえに乗ります。No.101のバスに乗ります。
目指すは島北部のビーチ、バトゥ・フェリンギ。

男一人でチービーチービー。コムタから40〜50分かしら。
2.7RMだけれどもお釣りは出ないので注意だよ。キッチリ払うか、3RMぶっこんで「釣りはとっときな」か。
町を抜け、峠を越え、車内のクーラーに凍えながら到着。

途中のお店で水と絵葉書を買う。奮発してペプシまで飲んじゃう。
だってなあ、本来ならここまで来られなかったもんなあ。

馬がいた。

靴もいた。

正直シケたビーチだけれども、海を前にふげーっと夢想できたのがなによりの幸いでした。
帰りもNo.101のバスにて。
乗っては降り、乗っては降り。すげえなあ、ここにも生活があるんだよなあ。
屋台の奥で鍋振る親父も、本気でケンカしてる(ように見える)カップルも生きてるんだねー。たのしいねー。


宿に帰り、荷物を整理し、ネットを見てたら、現地の彼が話しかけてきた。
「Durai」と名乗る彼はペナンでクルマを売っているという。オオサカにトモダチがいて、ニホンでいえばおまえは6人目のトモダチだという。
「ホントかなあ」とおもわず首をかしげる彼だったのでテキトーにあしらい、晩飯を食いにでて、寝る。

明日はインドの新年だ。