221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 坊寮〜花蓮_140802

池上駅があったよ

懇丁を過ぎ、恆春も過ぎ、高雄から下ってくるときに雰囲気だけ覚えておいた枋寮まで駆け上がります。
寝たり起きたりを繰り返しながら1時間半。
道中、昨日の宿のお兄さんが「ぜったいに予約しとけ」と教えてくれた台湾鉄道の予約サイトをチェックしてみたら、枋寮から花蓮はもちろん、その手前の台東までも「お席はありません」とな。
この路線は立席(立ち乗り)チケットがないと聞くので、乗車券がない=電車に乗れない=今日中に移動できないっつーこと。正直まいった。
一瞬考えたもんね。今日のお宿を花蓮にとってるから必死こいて向かうんだけど、そっちをキャンセルしてこのまま西海岸を北上するとなるとどこだ? 高雄からもう台南まで上がるか? うーんどうしようとモゴモゴしてたら12時ちょいすぎに枋寮に到着。

おりしも大粒の雨がなかなかの勢いで。
バス停と駅は100mもしない距離なので走って駅舎に駆け込むです。結果的にはこんとき走って大正解だったですの。
チケット売り場のお兄ちゃんに「花蓮に行きたい」と伝えたところ、ふんふんと端末を叩き「152元」と。あれ? 席とれた。しかも12:20発? あと数分じゃんよ!
それはよかった。思ったより早く花蓮に着くしラッキーだーだーだーとはいえ16:44着予定。4時間半の電車旅……でも本当によかったすー。

乗るべき列車(向こうでは火車)に乗り込む。2席×2席なんでスペース的には案外ひろ……おとなりさんがでかい! &爆睡!
そーっと荷物を放り投げ、失礼ながらまたぎつつ、なんとか席におさまったものの、ふとももとふとももが愛しあう感じで肩身がせまいです。
前の席とのスペースがかなり広いので、バックパックを置いてもなんとか座れる感じなのが救いっちゃ救い。

席番号の並びが独特なのです。奇数は右側席、偶数が左側席、だった気がするよ。

電車乗る前に時間あったら飯でもと思ってたから何にも……っつーか今日朝起きてから何にも食ってねえ! 南部の食い物ってったらBBQの鶏肉のケツと白身魚とカキとバースデーケーキだけだぜ! ビンロウすら噛んでないぜ!

駅弁も逃したからなあ〜。車内販売でも来ないかなあと願ってもなかなかないね。ゴミ回収のおばちゃんはかなり頻繁にくるですがね。
ちなみに検札のお兄さんは枋寮を出発してからすぐに来ました。すごく腰が低くて丁寧で。

1時間ほどで知本という駅に到着。おとなりのお姉さん、こちらで下車され、花蓮に着くまで誰も乗ってこなかったのでああよかったです。
あとは寝たり起きたり本を読んだり。予定より15分ほど遅れて、17時ジャストに花蓮到着。

あたいの乗ってた電車、萌え萌えでした。