特にネット上の口論で多いのだけど、「見たくなければスルーすればいい」って風潮あるでしょう。おれ、あれ、ダメだと思うのな。
見たくないけど見なくちゃいけない現実って世の中に死ぬほどあるわけじゃないですか。そこから目を背けるっていうのは、ある意味死んだも同然だと思うわけ。
もちろん選ぶって行為は人に与えられた権利だし力、能力といってもいいと思うので、存分に行使すべきだと思うんですがね、見たくないけど見なくちゃいけないものとか、偶然でもなんでも直視、正視せざるを得ないエグい現実をさんざっぱら見てきた人にだけ備わっているんじゃないの。その“選ぶ”って力が。
んなこと言うと、じゃあいつになったら備わったかがわかるんですかーみたいな話になる気がするけどそんなん知るかって。てめえで決めろよ。だからある意味、みんなスルーすればいいんだろうけどさ、現実はなってねえって状態ですよいまは。
最近崇拝している悪魔主義者の高橋ヨシキ氏が言ってますけどね、上記動画内じゃ全然言ってませんけどね、見たいものしか見ないなんて幼児的欲求がまかりとおる世の中になっちゃいかんと思います。
だからおれはホラー映画もグロも苦手だけどさ、映画の暴力描写やエロ描写に関するさまざまな取り決め、つまり規制に関しては断固反対です。全部どフリーでいいと思ってます。
世の中にたしかにあることを、ないことにして進めるって一番卑怯なやり方でしょう。大人は選べるからまだいいよ。白黒つかないのが当たり前じゃんか。だから白か黒かを自分で選ぶわけじゃんか。ハナから白しかない状態にしてどうすんのってハナシよ。
ってハナシよ。
とりあえず『ダークナイト』観なくっちゃ。
