たまに踏切をわたるとアガる。
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幼少のころのわたしにとってのテレビ番組は、『あぶない刑事』か『西部警察』しかありませんでした。もしくはルパン。
そんなあたしちゃんだからこそか、いまも昔もドキドキしちゃうシチュエーションが普段の生活にひそんでるのです。
それは、エンジンをいままさにかけようとしてるクルマの前を通るとき。
なんでか知らんけど悪い人ってやたら爆弾をしかけたがるじゃないすか。それって往々にしてキーを回した瞬間に爆発するんですよ。
番組でいえばけっこう前半。開始10分以内マチガイナイ。
人が乗りこみまして、「はい、これからエンジンかけちゃうよ」なんてタイミングが最悪。
そんなときは目をつぶりながら顔をそむけ、神に祈る面持ちで歩みを進めております。
いきなりのボーンは怖いぜ、かなり。
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ばあちゃんの誕生日はあたしのそれと5日ちがい。
いつのころからか、面と向かっても、わざわざ電話してまでも、照れずに「おめでとう」を言えるようになった。
それまで照れくさいと思っていたことを、照れくさいと思わなくなるのが、大きくなったということなのかしら。
緊張や不安や動悸息切れには救心救心。
