221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 自由人と紙一重

いち物語として読んでも非常に面白いと思う。
何がいいって出てくる数値が非常に正確なのだ。4000万円だか8000万円だか知らねえが、なかなか言えないよその正確な金額を。
具体的にナニをどうしたから負債を抱えたがわからずとも、一読すればそのスピード感にきっと食われるだろうて。
物語として読んで面白いノンフィクションってのは、それ以上ない読み物ではないかと。
これを誉めすぎだと思う人もいるだろうし、事実彼を恨んでやまない人もいるんだろう。
起業家志望とかそういうのは抜きにして、繰り返しだけど“いち物語”として受け入れればいいんじゃないかな。著者の意向とは正反対になるけれどさ。
起業家向けの専門誌、テレビに出てくる「肩書き:起業家」、起業志望の学生などなど、道を歩けばぶつかる世の中。
起業することが目的になってるんだよな。
なんかおかしいぜ、それって。