なんてことに思いをめぐらせたのはこいつを読んでいたからです。まだ途中ですけれども。
最近お風呂に入りながらでしかじっくり本が読めないのです。移動中は資料を読んだりの準備ごとが多くて。
いや、睡眠時間にあててるとかじゃなくて。
- 作者: 猪瀬直樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/06/01
- メディア: 単行本
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第2章「石原慎太郎と『言語技術』」での記述がおもしろかったのでここであわてて。
日本の人口は1億3000万人。それはつまり、それだけの規模の“日本語市場”があるということに他ならない。
おとなり韓国は5000万人、フランス、イタリアは6000万人、ドイツだって8000万人ほど。
日本はそれゆえ、新聞も出版も文化として成り立ち、識字率は高水準を維持、貪欲な知識欲によって、アジアで初めての近代国家を成立させたのだろうと。
そんな生い立ちが“ガラパゴス化”を生んだとします。
要は、独自の文化・進化を突き詰めていっても“どうにかなってしまった”わけです。国内市場に頼り切れない韓国が、早くに世界市場に打って出たのとは大違いであると。
やはり221家は厳しい環境に身を置かなくてはいかんなと、豆子に言い聞かせ、家内に頭下げ、自らを律する気概でおりますと。