221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 『東京の副知事になってみたら』(猪瀬直樹)

なんてことに思いをめぐらせたのはこいつを読んでいたからです。まだ途中ですけれども。
最近お風呂に入りながらでしかじっくり本が読めないのです。移動中は資料を読んだりの準備ごとが多くて。
いや、睡眠時間にあててるとかじゃなくて。


東京の副知事になってみたら (小学館101新書)

東京の副知事になってみたら (小学館101新書)


第2章「石原慎太郎と『言語技術』」での記述がおもしろかったのでここであわてて。
日本の人口は1億3000万人。それはつまり、それだけの規模の“日本語市場”があるということに他ならない。
おとなり韓国は5000万人、フランス、イタリアは6000万人、ドイツだって8000万人ほど。
日本はそれゆえ、新聞も出版も文化として成り立ち、識字率は高水準を維持、貪欲な知識欲によって、アジアで初めての近代国家を成立させたのだろうと。
そんな生い立ちが“ガラパゴス化”を生んだとします。
要は、独自の文化・進化を突き詰めていっても“どうにかなってしまった”わけです。国内市場に頼り切れない韓国が、早くに世界市場に打って出たのとは大違いであると。
やはり221家は厳しい環境に身を置かなくてはいかんなと、豆子に言い聞かせ、家内に頭下げ、自らを律する気概でおりますと。