221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 『Woman』

(うしし×2)×221

いつぶりかわからないですが連ドラを観ています。水10『Woman』。
『プライド』以降、『愛のむきだし』を経て、『川の底からこんにちは』に至るまで、満島ひかりは好きですので、まあそれしか観ていませんが、家族モノだというし、というし。



ジョン・レノンの『Woman』は関係ないけど一応。
もとい連ドラの『Woman』は、旦那に先立たれたシングルマザーが2人のこどもを育てながら直面する現実……的なお話です。
想像に難くないと思いますが、あまりにもかわいそすぎて、「1話でみるのやめた」って人まわりに続出です。ドラマはもっとあっけらかーんがいいってさ。
いやー、おれは映画的なつくりですごく好きだなー。言葉にして説明するのがヤボっていう状況を、主人公が身につけるアイテムや背景でうまく説明している。
たとえば満島さんがいつも背負っているリュック。リュックというかバックパックってシロモノなんだけど、やたら本格的なやつなんだよね。胴回りのサポーターもついてるし、子育てママが使うにはちょっと大げさ。ちゃんといいお値段するやつだから、自分で選んで買うわけない。
そこで亡くなった旦那ってのが登山家なのです。おそらく生前には一緒に山を歩いたり、登ったりした彼が普段使いで持ってたバッグを、没後にママバッグとして使っていると、きっとそういうことなんだと想像に易いわけです。あってっかどうか知らんけど。
他にもいろいろあるわけよ。3話まできたけど、面白いよ。二階堂ふみもいい。なにより子役のあの娘がいい。八重の娘時代の子な。
あたしゃですね、まあ普段から家族と過ごす時間が多い方だと思っていますがね、旦那が先に死んだらきっと困るだろうなあ、「見守ってくれていると思うけど、生きていてくれたらなあ」って切実なセリフ、ホント刺さる。とりあえず生きてようと思ったよ。
遺族年金はもらえないのかとか、それってつまり年金払ってこなかったってことなんじゃねえのかとか、これが“年金払え払えマーケティング”だったら厚労省もなかなかやるなとか、もしそうだったらおカネいくら動いてんのとか下衆の勘ぐりに枚挙にいとまがありません。



いまからでも間に合うってさ。