THA BLUE HERBの『Ill-Beatnik』といったらこんときのフジ。2000年のFUJI ROCK FESTIVAL。
果たして歌なのかこれは。メロディは、そして旋律は存在するのか。
ひとついえるのは、たぶんあるってこと。
★『Ill-Beatnik』[FRF'00] (THA BLUE HERB)
うだる暑さのなかの部屋で聴きたく……いや、うだるほどの暑さの部屋のなかで聴きたくなるのだ。<歌詞はこちら>だ。
ゆーーーーっくり、ゆーーーーーーーっくり。
そんなある日 俺はいつものように深い煙の中にいたときに
目の前の昨日超えたはずの壁が
ゆっくりと前の方に進んで行くのを見たんだ 夜12時だった
それから明日になったらその壁はまた一つの同じ壁となって
また俺にその壁を超えろと言う
そのとき俺は思ったぜ
まだまだ先は長い 深いってな
〜中略〜
風に今をつけて
音に今をつけて
雲に今をつけてみれば
今がゆっくりとゆっくりと進んで行ってるのが見えるぜ
ありがとう
ありがとう。