- 作者: 北杜夫
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1977/06
- メディア: 文庫
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船乗りに憧れるタローくんが、いつの間にやらお話の中に入りこみ、グータラ作家のキタ・モリオをおっかけて大海原を冒険していくのです。
なーんも考えずに読める、そして時々教訓たれるが違和感はない。みんな罪がない。
最後、クプクプはタローの世界に戻らないままお話は終わる、というか続くのか? そんな終わりもいいんじゃない。
ひたすら自虐なキタ・モリオにも好感ですよ。自分を落とすっていい。否定もあるだろーがオレはいいと思う。
オレ、そうやって生きてきた。