221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 燃えろ家族

避暑地の猫 (講談社文庫)

避暑地の猫 (講談社文庫)

主人公が最後に心に描く人間こそ、読んでるこっちのアタマの中では最果てに位置する。それが貴子な。くさつゆの中のオウセな。
やっぱりわかんねー。宮本輝のこういうのは全然わからん。なにが言いたい、なにを伝えたいのかがわからん。
命の大切さ? 親子愛? 追い詰められた人間がしでかす行動?
タイトルとなった「避暑地の猫」はたしかにいる。いや、いた。
しかし、そのにゃんこ先生がどうしてタイトルにまで持ってこられるぐらいの存在かはわからんよ。申し訳ないがわからん。
オレを泣かせろ。むせび泣くぐらいの涙を流させろバカ。