221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 is 「忠臣蔵の日」

1701(元禄14)年3月、江戸城松之廊下で播磨赤穂藩主・浅野内匠頭長矩が、幕府の礼式を司る高家筆頭の吉良上野介義央に小刀で切りかかるという事件が起こった。
浅野には即日切腹、領地没収という厳しい処置がとられたが、吉良には一切のお咎めがなく、これが事件の発端となった。
家臣たちは主君の仇を討つ為に綿密に計画を練り、翌年12月14日寅の上刻(現在の暦法では15日午前3時ごろとなるが、当時は日の出の時間に日づけが変わっていたので14日となる)、大石内蔵助の率いる赤穂浪士47人が、本所の堀部安兵衛宅に集まり、そこから吉良邸へ討ち入った。2時間の戦いの末、浪士側は一人の死者も出さずに吉良の首を取ることができた。
世論は武士の本懐を遂げた赤穂浪士たちに味方したが、幕府は翌年2月4日、一同切腹という処置をとった。

ふむぅ、リベンジ、復讐、敵討ちだね。日本人好みのお話で、ドラマや舞台の演目となるのもうなづけるである。
処分を決めた幕府のおえら方たちも悩みに悩んだろう。義理人情と自分の仕事の板ばさみ。中間職万歳。
浅野内匠頭を「あさのたくみのかみ」、大石内蔵助を「おおいしくらのすけ」って読むなんて、忠臣蔵を知らなかったら知りえない。そんな実話の逸話ですな。