- 作者: 植村直己
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1974/07
- メディア: 単行本
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南極大陸横断3000キロの旅を現実とするため、犬ぞりや極寒の生活に慣れる、いわば勉強するために一年ほど過ごしたエスキモーとの日々を綴った本です。
星野道夫も言っていたが、エスキモーの顔は日本人にそっくり。顔だけのせいじゃないだろうが、とても好意的にしてくれるそう。当然、彼らが現地の人々の中に溶け込んでいく能力に長けていたことが大きいのだろうが。
性に開放的(想像におまかせします…)、酒がとても好き(想像以上ね)というエスキモー。
前者は昔から生きていく上で先代から伝わってきた普通のこと、なんだろうが、後者は白人文化との接点が生まれたこの100年ぐらい前から始まった。
百薬の長も、それまでの文化をぶっ壊して人々にその力をみせつけたんだね。よくがんばった、酒。
マッキンリーの山中に消えて早20年強。
ぼくは志村けん死亡説よりも、植村直己生存説を聞きたい。