まずどうしたんだっけか? えーっと、感動の別れをケアンズで行い、「TOWNSVILLE」というクイーンズランド州2番目の都市にバスで下った。そこで友人hykと合流。トランジットの上のバックパッカーズで1泊してから「AYR」という田舎町へ向かう。タウンズビルから3時間くらい。
その街は、ケアンズでピッキングの存在を教えてくれたitkが以前に働いていたところで、仕事を紹介してくれる宿はふたつある。まずバスを降りて目の前の「DANNY's」という安宿屋で仕事の有無を尋ねた。
ピッキングの仕事をするには大きくふたつ方法がある。直接ファーム(農場)を訪問し、交渉し、仕事をもらう。もしくはピッキングで有名な街に赴き、バッパーに泊まり、仕事の斡旋を受ける。
つまり農場と宿屋が提携していて、そこに泊まった人間を働き手としてファームに派遣すると。そういうこと。
あいにくDANNY'sはそのとき部屋が満杯。でかい兄ちゃんダニー(バッパーの親父1)によると「明日人が出ていくかもしれない。だから明朝10:00にもう一度来い」とのこと。ちなみにAYRにあるもうひとつのバッパーにも行ってみたが、いつ人が空くかわからないそう。
途方に暮れたふたりは……いやそんなしょぼくれちゃいなかったか。とりあえずそこらへんのモーテルに泊まった。そんときのモーテルのおばちゃんはすげーいいやつだったなぁ。旅行者を労わる気持ちを宿していた。そして次の日……。(9/Jul/2002)