これとオスカーを競ったのはなんだっけと思い起こせば、そうかそうか『ソーシャルネットワーク』かってもうそんなに経ったのかって。
2011年に発表された第83回アカデミー賞にて、作品賞・主演男優賞・監督賞など主要4部門を獲得したこちら『英国王のスピーチ』。
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2012/08/02
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ジョージ6世は、王になどなりたくなかった。兄のエドワードが、王室が認めない愛のために王冠を捨てたことから、予期せぬ座についたのだ。
しかも彼には、吃音という悩みがあった。スピーチで始まり、スピーチで終わる公務の数々に、いったいどう対処すればいいのか? 王は何人もの言語聴覚士の治療を受けるが、一向に改善しない。
心配した妻のエリザベスは、スピーチ矯正の専門家、ライオネルの診療所に自ら足を運ぶ。堅く閉ざした心に原因があると気付いたライオネルは、ユニークな治療法で王の心を解きほぐしていく。
折りしも第二次世界大戦が始まり、ヒトラーの率いるナチスドイツとの開戦に揺れる国民は、王の言葉を待ち望んでいた。
ライオネルの友情と妻の愛情に支えられ、王は国民の心をひとつにするべく、渾身のスピーチに挑むのだが―。
※Amazonより
現在のエリザベス女王の親父ジョージ6世の物語。とにかく主演のコリン・ファースが素晴らしいです。
吃音者の演技もしかり、ラストの演説前後の別人っぷりったら! 安堵と自信と国王としての威厳にあふれている。
その演説シーンがこちら。
セリフこそほとんどないけれど、通信スタッフもいい存在感なんだよなあ。ガイ・ピアースのポンコツっぷりとあわせて、一人ひとりの演技がとてもよいです。
ちなみに本物のジョージ6世のスピーチがこちら。
感涙するような映画ではない。でもおすすめします。名君らしさを象徴するエピソードがあってもよかったけど、当時の英国の陰鬱とした空気感によく合っています。
イギリス、どんなところなんだろう。