221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 is 会津若松(6)_120429

ばあちゃんのばあちゃんにあたる木村貞子さんのお墓参りを無事にすませて本日のお宿に向かいます。
ま、先に言ってしまうと最悪でしたけどね。しっかり東山温泉の奥まで進めばよかった。この旅、唯一のがっかりポイント。
まあまあ立派なお宿なんだけどね、武家屋敷のとなりにある「民宿 多賀来」。


お宿に入って誰も出てこない。
「すいませーん」っつっても出てこない。
しょうがないから台所までいって声をかけたら露骨にめんどくさがられる。
この時点でどうかと思ったけれど、まあおれとしてはご飯をいただけて、屋根の下で寝られればそれでよいのでぐっとがまん。
ご飯の時間がすぐに来て、浴衣に着替えてひとり食堂へ。
なんかヘンな夫婦、なんかおかしいカップル、ちょっとどうかしてる家族が目につくところにいたので、ビールと食事だけいただいてさっさと部屋に退散しようと思ったところ、夫婦に話しかけられた。
ご旅行? とか どちらから? みたいなお話をしていたところ、夫婦のババアの方がいきなり
「おひとり? あらぁいいご身分なのねぇ」
だってさ。
一瞬なにが起きたのかわからんくて、なんかおかしいカップルもそれはちょっとどうなのってリアクションして、たしかにいいご身分かもしれないけれどその点についてはあなたにいわれる筋合いはありませんよお口の開き方に気をつけていただけませんか、的なことをもうちょっと辛辣に伝えた気がするけどおれなんつったんだっけな。とにかくすげえムカついて、すげえがっかりしたんだ。
だからもう「あ、風呂入ろ」と、メシをかっこんで、お先にもいわずにその場を離れ、風呂に入って、部屋で飲み直したんだ。
そんときおれを救ってくれたのが、会津に着いて最初に訪れた満福寺の若住職が持たせてくれた地酒の小瓶だったのです。


本当に助かった。ありがとう。