世の男子よ、ちょっとでも家事をしやがれ
前に言ったことがあるかもしれない。
ってことはまあ確実に以前口にしたことがあるのだ。都合の悪いことはすぐに忘れるけれど、そうでもないことは気持ち悪いぐらいおぼえてる。
うちは明確になにかを決めつけるのが嫌いです。決めつけられるのが大嫌いです。
「きみって○○だよね」てな一方的性格的指摘的なやつぁサイアクです。
わかりやすいところで家事の分担。
洗濯と炊事は私がやるから掃除と後片付けはあなたがやってね。
バカじゃねえかっておもう。そんなことも決めなきゃできねえのかっておもう。
気づいたらやればいい。気づいたほうがやればいい。
それはつまり、気づかないひととはいっしょになるなってことです。気づいたらやればいいと、本気でおもうならば。
「だって最初はわかんないじゃん」
それは相手が悪いのではない。気づかない自分が悪い。いいも悪いもないけれど、だれか悪い存在を仕立てあげないと自我が崩壊するってんなら自分自身にしといたほうがいい。
よっぽど楽だよ。

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おれがなにもしないのは外で必死に頭を下げているから家ぐらいではうんぬんかんぬん。口にするかどうかは別として、んなこと秘めてるお父さんが案外多いって。
バカじゃねえか。まだ「めんどくさい」の一言のほうがいいよ。素直で。幼くて。
「食器や台所用品を選ぶときの『きみの好きでいいよ』ってのは、優しいようでいて実は“飯を作るのはきみ”と決めつけている」
というような内容の文章を読んで、なるほどなあとおもった次第です。