221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 くりかえしていく

ラッシュライフ (新潮文庫)

ラッシュライフ (新潮文庫)

人間交錯系のお話です。まさかこの物語から「人と人はどこかで必ずつながってるんだよ」なんて言い出さないよな。
貫井徳郎の『慟哭』のごとき時間軸の入れ替えが肝のお話。んで最後にそれを読者が確認するためだけに“白人女性”はいたのね。そういうことなのね。
あー悪いことした。ymyの入院のお見舞いに買ってったんだけど、バラバラ死体がどうの、首しめてどうの、拳銃でどうの。
そしてなにより一番の問題はつまらないってとこだ。残念。
必要性が感じられないのだもの、登場人物を順繰りに出してきて、微妙に交錯させるその必要性が。
実写化したら佐藤浩一あたり出てくんだろうなあ。寺島進とか、松雪泰子とか。
うーん、ちょいと残念だわよ。