- 作者: 佐竹一彦,方緒良
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2002/01/25
- メディア: 文庫
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壮大なトリックも想像もできない犯人もあらわれないが、“ぼく”の回想であるお話はどこまでも進む。感謝の気持ちとともに。
本庁の刑事が一刻一秒を争う救命センターの外科医、所轄の刑事は小児科から泌尿器科まであつかう町医者だそうだ。血圧を測り、聴診器をあて、愚痴を聞くだけの診療もある。実際それで治る病気もあるということ。
なるほどね、うまいことを言いますな。仕事のやり方が違うわけだ。
著者は元警視庁の警部補さんだそうで。目線のよい一冊です。