221kgの海と空

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 裏阪神

二十歳の火影 (講談社文庫)

二十歳の火影 (講談社文庫)

小説を読んでいると運命を感じることがある。
たとえばこの本にさりげなーく「伊豆半島の大仁(おおひと)」なんて地名が出てくるとびっくりなわけさ。なんでってオレっち金曜日にそこ行くからよ。
宮本輝は大阪生まれで、父親の事業失敗の折りには富山へ移り住み、21のときにその父親を亡くし、しばらくは借金取りにおいかけられ、パートで食わせてくれていた母親は、本人の芥川賞受賞を機に仕事を辞める。
エッセイを読むとその人についてこれだけのことがわかる。多少の脚色はあろうが、エッセイから受けるその人への印象の大枠は外れてないだろうよ。
というわけでオラも来るべきその日のためにエッセイストを名乗ってみるか。
なにが“というわけで”なのかを証明するためにもLet's前倒しだ。こいつぁ実に珍しいね。雪降るね。