221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 甘くさせる人

おそらくTV脚本家。たしかに映像は浮かんでくるな。さすがというべきか。
でもあんまり心に響かないのはなんでだろ。単純にオレにとって魅力を感じられない本なのかと。じゃあそれはなんでなのってこと。
日常に根付かせすぎなのかな。映像化をする前提で書いている印象を受けるため、登場人物を必ず誰かに置き換え“顔”が出てきてしまう。
ときによってはそれもよろしくないもんなんだな。
そして本を読むとき、ノッペラボーに限りなく近い人の顔を思い描くオレ自身に気づいた。