働くことがイヤな人のために

働くことがイヤな人のための本 (新潮文庫)

20代のニート、30代の物書き志望OL、40代の一般リーマン、50代の会社経営者。以上4名と著者が“架空の”対談を行う。
「働けない」「目標が見出せない」「不安感ばかり」と、それぞれが仕事に関する悩みを抱えており、哲学者である著者がアドバイス＆人生経験を語ると。
架空ってのが面白い。このうちの誰かにあてはまるだろうってことだ、読者がね。
戦う哲学者・中島義道。対人恐怖症時代の彼の話も面白いっす。かなり重度の引きこもりだったようだ。
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★＜語らない美学は人を損なう（インタビュー）＞
↑はインタ記事だけどこれもまたなかなか。
たとえば、「生きることは価値がない可能性について教えない。価値あることが大前提でしょう？　努力してもだめなことはある。それを切実に語ることがない」と日本の社会についての言及。
まったくもって正直だ。