- 作者: 浜田隆士
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1987/02
- メディア: 文庫
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大陸移動、化石から考察する古代生物、緑、地球外生命体、地球と兄弟の太陽系惑星……。
当たり前のように過ごしているこの日々は、それこそ天文学的な確率の偶然の上に成り立ってるのだよ。
ちょっと話が飛ぶが、地球の最期についてのくだり。
地球自体は、ヒトのような短い進化をとげた生物がどんな無謀な行動にはしっていったとしても一向に滅びはしない。ただまた新しいシステムができるだけのことだろう。
月が地球から遠くなり、潮の満ち引きがなくなるのにおそらく数十億年かかる。
そしてまた太陽の引力がきいて月が地球に近づくと、今度は近寄りすぎて地球の引力に耐えかねバラバラに分解して小惑星群となる。
その頃には太陽自身が週末に近づき、膨張して地球の公転軌道までふくれてくる。もちろん地球も月も、霧散して宇宙のチリとなる。
それが100億年か150億年先に予想される地球という星の存在の終わり。
しかし太陽系は新しい宇宙の一員として別の歴史をスタートさせるのだろう。
宇宙の生命に終わりはない。
なんかすごーい。
その一部ですぜ、うちら。