浅田次郎『天国までの百マイル』
読んでないと思って図書館から借りてきたが、実は以前に読んでいた。ということで復習。
事業の成功の後、いまや落ちぶれた三男坊が重病の母親を連れ、160キロ先の病院へ向かう。つまりその距離100マイル。
彼を支えるホステスや、母親の治療にあたる医師など、主人公を支える人間が多数登場。それぞれは“満を持して”というわけでなく、人生の浮き沈みの過程で自然と目の前に現れる、と。
“神の手”を持つ曽我医師なども含め、登場人物と主人公との関係を鑑みるに、これは僕の中では冒険活劇の一冊です。「ドラゴン・ボール」ってことよ。
