いままさに師走です。
師匠と呼べる存在はいませんが、
僕以外の人、すべての方々から学ばせていただく毎日ですので、
そういう意味で言うと皆々様こそが師匠なのではないかとなどという気持ち悪い導入はいらないよってハナシです。
そういえば一昨日は能楽を鑑賞してまいりました。小中学校の同級生に能楽師(太鼓方・観世流)がいるのでして。主宰公演だというので。
同年代の能楽師たちが集まって結成された「七拾七年会」主宰。メンバー6人全員が全員、能・狂言の家に育っているので、若い世代目線での能楽の楽しみ方をあれこれ工夫して紹介してくれます。
たとえばワークショップ。演目が始まる前に、簡単な解説をしてくれました。
「ひさしぶりに再会する二人」
↓
「高らかに笑いながら酒を酌み交わし」
↓
「涙ながらに別れを惜しむ」
というようなざっくりしたストーリーを能楽師と狂言師に演じてもらい、「同じ“泣く”でも所作がこれだけ違うんですよ」的なね。
こうした取り組みはもちろんのこと、前回観たのはたしか4,5年前で、そのときよりも能楽が面白いと感じました。もちろん眠さMAXの局面は多々ありましたけれども。
「伝統芸能だから」などという、取ってつけたような理由でなく、芸とは多種多様な文化が混じり合っているのだなあと、ビシビシ伝わってきたのです。そこんとこに面白みを感じたのです。
ぜひまた。
つかのも。
聞きたいこと、山ほどある。