『007 Quantum of Solace』

あ、これ『カジノ・ロワイヤル』（ダニエル・クレイグ版）の続きなのね。一瞬ポカーンとしてしまってホントごめんなさいね。
ってな感じで始まるアタマ15分です。
邦題はあれです。『慰めの報酬』。初めて観たダニエル・クレイグ版007です。

007 ／ 慰めの報酬 （2枚組特別編） 〔初回生産限定〕 [DVD]

初めて愛した女・ヴェスパーを失ったジェームズ・ボンドは、ヴェスパーを操っていたミスター・ホワイトを尋問し、背後にいる組織の存在を知る。
早速捜査のためにハイチへと跳び、知り合った美女カミーユを通じて、組織の幹部であるグリーンに接近。
環境関連会社のCEOを務める男だが、裏ではボリビアの政府転覆と天然資源の支配を目論んでいるのだった。
ボンドは復讐心を胸に秘めながら、グリーンの計画阻止に動くが……。

香り立つ危険な色香に世の女性たちはメロっとクラっとしてしまう勧善懲悪諜報機関エンターテインメント映画としては超駄作だと思います。
秘密兵器もないしさ、ボンドカーは市販車にしかみえないしさ、濡れ場らしい濡れ場が皆無だしさ。
一箇所あるけど、その後“オイル漬け”にされちまうことで濡れがすっとぶ。ちなみにあれは、『ゴールドフィンガー』に出てくる金粉だらけの死体のオマージュな。
一話完結にしてくれないと困るよボンド、いやホント。