ひさびさに心温まるお話。映画。
ゲイカップルのキスシーンだのベッドシーンだの、ちょいと刺激あるシーンを前半部分に入れたのは、世の中のアンチ同性愛者と同じ目線に、まず、観客を引き込むためだと思う。
そこからエンディングに続く、一発逆転爽快感をより鮮明に、より増幅させるためのものだと思う。
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- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2009/10/21
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同性愛者であることを公表して、アメリカで初の公職に就いたハーヴィー・ミルクの波乱に満ちた短い人生を感動的に描く。
舞台は1972年ニューヨーク。ミルクは20歳年下のスコット・スミスと恋に落ちる。
2人はサンフランシスコに移り住み、自由な空気のカストロ地区で小さなカメラ店を開く。
やがてミルクは同性愛者、有色人種、シニア層など、社会の弱者の“声”を伝えるべく政治の世界へと飛び込む。
そして1977年、4度目の出馬でサンフランシスコの市政執行委員選に見事当選し、マイノリティを支援する条例を実現するための行動を推し進める。
しかし、翌1978年11月27日、彼は志なかば敵対する市政執行委員の凶弾に倒れた。
人生最後の8年間、いったい何があったのか……。
主人公ミルクを演じたショーン・ペン、すごくよかったです。とてもいい役者だと思いました。
じつはあまり好きでなかったのです。嫌う人が嫌うタイプ、演技の上手さがハナにつくタイプ。たとえるならケビン・スペイシーとかと同じ感覚?
いやちょっと待てよ。おれケビン・スペイシー大好きじゃんか。んで『ミルク』すげえよかったじゃんか。だったらもう一度『ゲーム』観よう。
脇を固めるメンツも最高です。
『ノーカントリー』のジョシュ・ブローリン、『イントゥ・ザ・ワイルド』のエミール・ハーシュ。
『イントゥ・ザ・ワイルド』はショーン・ペン監督作品だしね。この2人は相性良いかもね。
ああ、カラミはまた別の子とだけどね。
マイノリティに穿った見方をしない人であれば、じゅうぶんに楽しめる一本だと思います。