221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 向かうの前夜

kg-t2011-12-13

もともと木曜日には出張が、金曜日も朝から取材の予定だったのです。
水曜日の午後にあまりよろしくないという報が届き、取材から帰ってきたところに連絡が届いたのです。
そこからはもうバタバタと。
家内がなによりバタバタと。
豆子はいっしょにきゃーきゃーと。


mik嫁は翌日木曜日の午後に、大阪から郡上八幡へ向かう義兄に名古屋駅でピックアップしてもらうと。豆子はおひざできゃーきゃーと。
うちは三島出張のあとすぐに郡上を目指したとしてもお通夜には間に合わないため、いったん東京に戻ることを考えたけれど、金曜日の告別式に出席するべく当日自宅を始発の時間に出ても間に合わない。
岐阜駅からでも2時間以上かかるのです。郡上八幡は。
どこかって?
こちらです。



大きな地図で見る


つまり、三島から“どこかに”前乗りしなきゃならんと。
郡上はナシです。お通夜が終わったあとに着いても、ねえ。
っつーことでどこに泊まるかと。
岐阜駅近辺でいいんじゃないかと。
そこに義兄が電話口で──
美濃太田は?」
どこ?



大きな地図で見る



郡上八幡へ向かう唯一の公共交通機関は電車です。長良川鉄道 越美南線というローカル線なのです。一両編成です。その始発駅が美濃太田(というところ)なのです。


調べてみるとね、あるんだわビジネスホテル。むしろ駅前はビジネスホテルだらけなんだわ。2つ3つすぐ見つかる。
もう1時近かったけれど、そのうちのひとつに空き状況を聞いてみたのです。
「空いてはいる……のですが……」
歯切れが悪い。
「通常いくらいくらのお部屋をただいま5000円でご提供しておりまして」
「あら、なんでまた?」
「エレベーターとボイラー室にはさまれているため少々うるさ……」
「そこにします」
宿側からそういったこと言ってくるってなかなかなくね? 気に入った。即決。


続く──