221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 『Million Dollar Baby』

2004年米国、クリント・イーストウッド監督・主演作品『ミリオンダラー・ベイビー』。
ただのボクシング映画じゃねえよってのはたしかにですが、これ観る前にギネス飲んでてよかった的な映画ですね。
飲んでないけど。

ってのもアレな、アイリッシュを軸に話が進むからな。
ゲール語がそれの象徴になっているとは気づかなった、というのもゲール語がどこの言葉か知らなかった。
アイルランド系だってのを知ってると、ガウンの緑色やファンの熱狂っぷりや「モ・クシュラ」にまつわるもろもろが引き立ちます。たしか会話に一箇所出てきた気がします。主人公がアイルランド系ってのが。

これがガウンの緑色。いい色だよね、ぼく好きです。聖パトリック万歳。


あらすじ──

トレーラー暮らしで育ったマギーのたったひとつの取り柄はボクシングの才能。
彼女は名トレーナーのフランキーに弟子入りを志願し、断られても何度もジムに足を運ぶ。
根負けしたフランキーは引き受け、彼の指導でマギーはめきめき上達。試合で連破を重ね、ついに世界チャンピオンの座を狙えるほど成長。
しかし、思いもよらぬ悲劇が彼女を襲った。

ミリオンダラー・ベイビー [DVD]

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正直に言っていいですか。僕、全然でしたよこの映画。
生きること・死ぬことはほかで考えることにします。
ぼくはこの映画を支えに、そういった類の考えごとはしないです。
考えさせられるきっかけにもならないです。
なぜなら前半と後半の話の転換が、
強引につなぎあわせたとしかおもえないほど“雑”だからです。
これじゃのめりこめないよ。ヒラリー・スワンクはまだしも、モーガン・フリーマン、これで助演男優賞は嘘だろう?
好きな役者だからこそ納得いきません。ストーリーテラーとして秀逸だぁ? 彼じゃなくても、いい。むしろ彼じゃないほうがいい。“デンジャー”でもいい。


よかったのは効果的なシルエットかしら。

ま、完全な好みだよね。
白と黒が、好き。
話自体は全然だな。悪いですが。