『The Crying Game』
1992年英国映画。ニール・ジョーダン監督作品『クライング・ゲーム』。
公開時のコピーが「決して内容を誰にも言ってはいけない」とかなんとか。
それって結局なんのことを指してたの? なにを言っちゃいけなかったの? 実は彼女は……ってこと?
うそだら? ひと目でわかんだら?
っつーことで調べてみたら見事に真っ二つ。瞬殺でわかるひとと、そんときまでわからなかったひと。
そうかー。
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英国軍に捕らえられた仲間たちを釈放するための人質として、ジョディがIRAの一団に誘拐された。ジョディの見張りにはファーガスが当たった。二人きりで過ごすうちに、いつしか彼らはお互いに友情を抱く。
ジョディはファーガスに、自分が殺されたらロンドンにいる恋人ディルに会って「愛していた」と伝えてほしいと頼む。
その後ジョディは、救出にやって来た英国軍の装甲車にひかれて死亡し、かろうじて逃げ延びたファーガスはロンドンに赴くのだった……。
要は純愛ものなんです。そこに性の……いや、性別のうんぬんかんぬんがあるのです。
いまさら同性愛どーのでひくようなタマじゃありません。だけーど、それ前提でいったって、彼女(?)からは妖艶美も猥雑さも淫靡な空気も感じませんでした。
つまり魅力に欠けていました。うちは抱きたくない。そりゃそうか。そりゃそうか?
いま考えればアタマ30分の“監禁”からその伏線はあったわけで。ジョディとファーガスの会話のなかに伏線が。
さらに考えるに、兵隊さんは主人公の素養を見抜いてたのではとおもえてくる。素養っつーのは、いずれわきあがるそっちのケの意です。
それはそれとして、観ながら「うあーだれだっけこの黒人さんはー」ってったらあれだ。彼だ。フォーンブースの警察さんだ。
ちっとわかりづらいか。
彼の名はフォレスト・ウィテカー。立派にアカデミー俳優です。『The Last King of Scotland』なる作品で、主演男優賞をとっています。
<トレーラー>を観るかぎりではおもしろそうである。
ああ、兵隊さんが、彼です。