『天国と地獄』
世界のクロサワ、俺的第二弾は『天国と地獄』。
本作に日本刀は出てまいりません。髷物ではなく現代物です。現代といっても当時なのだけれど。
当時っつーのは50年代の日本。昭和じゃないよ1900だよ。
だけれども湘南・茅ヶ崎からのぞむ富士山および日の入りの光景は変わりない。半世紀ぽっちじゃ微動だにしない自然風景。
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犯人役を山崎努がやってるんですよ。デビュー作ですよ。すげえいいですよ。いかれてるがいかしてる。
いきなりエンディングで恐縮ですが──
とある誘拐事件を軸にした“天国”と“地獄”の対比を、ラスト5分の密室で見た気がします。