221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 高慢と偏見

アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫)

アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫)

実はあたしはこのアニメを観たことがない。それを人に言うと驚かれることが結構多い。たしかに毎年やってるしな。んで先に小説を読んだんです。
まず読点があまりにも少なくて疲れた。一文=一段落ぐらいなノリだもんでまいる。おともでマイル。
うーむ。感動も涙もないです。内容じゃなくてホントに粘っこいんだわ文章が。斜に構えた穿った人だと読みましたがどうでしょう。
収録されている他のお話は、ひとつの軸の中で戦時と現在を行ったり来たりする。回顧と現況みたいな。昔があっていまがある的な。
その“いま”ってのがすごく卑屈。愛と平和とほんのちょっとの優しさをアピールする作品でないことはたしか。
ま、機会があれば観ますよ、映画『火垂るの墓』はね。