高慢と偏見

- 作者: 野坂昭如
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1972/02/01
- メディア: 文庫
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まず読点があまりにも少なくて疲れた。一文=一段落ぐらいなノリだもんでまいる。おともでマイル。
うーむ。感動も涙もないです。内容じゃなくてホントに粘っこいんだわ文章が。斜に構えた穿った人だと読みましたがどうでしょう。
収録されている他のお話は、ひとつの軸の中で戦時と現在を行ったり来たりする。回顧と現況みたいな。昔があっていまがある的な。
その“いま”ってのがすごく卑屈。愛と平和とほんのちょっとの優しさをアピールする作品でないことはたしか。
ま、機会があれば観ますよ、映画『火垂るの墓』はね。