- 作者: 小池真理子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/01/22
- メディア: 単行本
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内田康夫と迷っていた風味だったので渾身の力で止めてみた、止めてみせた。ここを通るなら俺を倒していけ! ゴスッ! ロリッ!
要は“エリカ”って主人公がいて、親友が冒頭で亡くなって、その娘の不倫相手が出てきてエリカを口説き始めるの。
当初は「ナニ言っちゃってんだコノヤロ」ってなもんですが、だんだんそっちにいっちまうわけですよエリカ。このバカ女。
読んでるこっちはですね、まずその男の子(オッサン)に対して、「ウザイ」「ムカツク」「意味わかんないんだけど」と、まるでsmzのような言動を示さざるをえないんですが、最後の方になるとその矛先はエリカ先生なわけですよ。どうしようもないですよ。
オレもそれとなくプレゼントして娘っこひとり救ってやろうかななんて思っちゃったもの、とうちょ……ネタバレあぶなっ。
ま、女の子と男の子の気持ちをひじょーにわかってらっしゃる先生です、小池さんは。
ぼくはすきです。