![奪取(上) (講談社文庫) 奪取(上) (講談社文庫)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51NTV922KCL._SL160_.jpg)
- 作者: 真保裕一
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![奪取(下) (講談社文庫) 奪取(下) (講談社文庫)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51SGERTXDKL._SL160_.jpg)
- 作者: 真保裕一
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偽札ってすごいよな。だってお金そのものをつくっちまうんだよ? お店を襲うとか、刃物を突きつけるとか、バールのようなものでこじあけるわけじゃないんだぜ?
つくる過程のリアリティは、「おいおい作者さん、そこまで真実味があるとK察にマークされやしないかい」なんて心配をこちらが勝手にしちゃうぐらい。逃走劇や舞台設定はいざしらず、お札のつくりかたに関してはホントすごい。
しかし、エピローグに書かれている、『奪取』というこの物語と「真保裕一」というペンネームを絡めたエピソードは蛇足かと。
でも作者いいこと言った。
「自分に与えられた役割を、誰の手も借りずに果たせて、初めてプロって言えるんだぜ」とな。
ぐうの音も出ません。ぐう。