221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 「危ないもの持ってないよね?」(K察談)

そう。まさにこんな感じ。

まあ聞いてくださいよ。
先日ね、まあ土曜日なんだけどさ、事務所へ行くために池袋へ降り立ったわけですよ。
「あ、mikになんか買ってやらんとな」と、事務所とは反対の東武側に行ったんです、朝の9:40に。
デパートは10:00からなんで、まあそんぐらいなら待っててもいいかあと、外でタバコ吸いながら開店を待ってたらやってきたんです二人組が。
はい。職務質問(人生初)。
「はーい、一応ココ禁煙なんですけどね、クスリとかやってる人が結構いるんでね、持ち物とか見せてもらっていいですか」
「(どんな流れだそれ?)ああ、いいっすよ。今日は別に変なもの持ってないし」
「…………今日は?
とまあ心温まる感じでガツガツ調べられていき、、、ってホントすげーのな。全部調べるのな。
“拳銃持ってないかポンポンたたく”系のドラマチックな始まりから、財布を開けられ、小銭入れまで調べられ、かばんは全開大風呂敷。タバコの箱の中まで見られたよ。
そんなんしてたらペンケースにいつも入れているスイスナイフが引っかかったんだ。
「ほらー、こういうので人を刺しちゃいけないよね〜」
「(まったくだ)そりゃいけないっすね」
「こういうの持ってると疑われるよ。ちょっと待っててね、確認するから」
「ほえ(確認? 何を? どこに?)」
で、ひとりが10歩ぐらい向こうで誰かと携帯で話してるあいだ、もうひとりとお話。
彼は転職して警官になったんだと。ちなみに元・養護施設で働く介護士さんだったそうな。世界を広げるために警官に。うん、まあそりゃ世界は広がるだろうな。
で、「税金ドロボー言われて結構大変っす」ってさ。ま、そりゃ言われるわな。
結局ナイフは返してもらい、サヨナラ。まあ、あまり気持ちいい時間ではなかった。道行く人の注目をビキビキ浴びてたし。
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でもね本当に思った。
向こうの映画でよくありがちな、悪徳警官がこっそり白い粉を入れて罪を仕立て上げる、なんてことは、余裕でできるな、と。ありゃあ小銭抜き取られてもわからんよ。
最初に「あんたはどこの誰なのよ」って聞けばよかった、と“釈放”されてから後悔したのでした。名刺って頼めばくれんのかなあ。
次はいつだろう、わくわく♪
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そんで気づいたらデパートがオープンしてた。ひまつぶしにちょうどよかった。