- 作者: ロバート・キャパ,川添浩史,井上清一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1979/05
- メディア: 文庫
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この本には血色をした煙もたちこめていないし、爆発とともに肉片がとびちることは“そんなに”ない。なんつーかな、現実がそこにあるって感じ。
読みにくいんですよ、ぶっちゃけ。場面の展開が急で、その場にいた人ならわかるんだけど、いち読者としてこの手記を読んでもあまりそのときの情景が目に浮かんでこない。とくに戦場以外の描写では。
それでもこの人は戦場とともに生き、愛され、慕われていた人間だったんだなあと、激しく思うであります。
前後しちゃったけど、コメントにもあるキャパ展には是非行こうと思う。