221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 地雷を踏んだらサヨウナラ、的な

ちょっとピンぼけ (文春文庫)

ちょっとピンぼけ (文春文庫)

戦場カメラマンといえばロバート・キャパなもので。亡くなったのが41歳だとは知らんかったです。
この本には血色をした煙もたちこめていないし、爆発とともに肉片がとびちることは“そんなに”ない。なんつーかな、現実がそこにあるって感じ。
読みにくいんですよ、ぶっちゃけ。場面の展開が急で、その場にいた人ならわかるんだけど、いち読者としてこの手記を読んでもあまりそのときの情景が目に浮かんでこない。とくに戦場以外の描写では。
それでもこの人は戦場とともに生き、愛され、慕われていた人間だったんだなあと、激しく思うであります。
前後しちゃったけど、コメントにもあるキャパ展には是非行こうと思う。