- 作者: 渡辺淳一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1976/01/27
- メディア: 文庫
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短編集であり、ぼくの中では表題作「秋の終りの旅」がトップ、堕胎した女性を描いた「ガラスの結晶」が次点でしょうか。後者のラストは結構怖い(特に男性なら)。“やっかいな女性”とはお付き合いしたくないものです。
「秋の終りの旅」は余命いくばくもない末期ガン患者とその主治医、主人公の友達3人組で旅行をする話。人生の皮肉ってのはこのこと、なラスト。これもできれば“主人公”の立場にはなりたくないな。
意外にさらっと読めた渡辺先生でした。