221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 言問い

渦 (新潮文庫)松本 清張 『渦』
はじめての松本清張です。ドキドキしました、読む前に。正座しないと読んじゃいけないんじゃないかっていう緊張感。ブランディングですわ。さすがですわ。
読了後、奥付を見てみると「昭和52年刊」とある。あらら、ぽっくんが生まれる前だぶわぁい。その当時からTV視聴率ネタで推理小説を一本書けちゃうアナタがスゴイよ。
これって続きがあるのかなぁ。って思ったのも、この本の結末はいわゆるどんでん返しなんだが、言ってしまうと主人公の勘違いで話が終わるんだよね。爽快感がないのよ、確実に。
もうちょっとさらっと読めるやつを誰か紹介してください。比べたいのです。『砂の器』とかさ、『黒革の手帖』ってどーなんよ。