打ち合わせ先でさ、こんな話になったよね。
60歳まで働くとして、80歳まで生きるとして、働いているうちにどんだけ貯金しとかないといけないか、なんて話になったよね。
もうさ、イヤになるよね。
こどもが巣立ち、夫婦2人で暮らしていくのに、まあ最低20万／月かかるとしますかね。
20万かけることの12カ月で240万。まあざっくり300万だ。
300万かける60歳からの20年間で6000万かかる。
年金っていくらもらえる？ 月にいくら？ 5万？ 8万？ それって年間？ 100万としても？ 20年で2000万？ んじゃあ足りないのは？
4000万ってなによ。少なく見積もっても3000万？ 3000万ってなによ！！！
あえて言うことじゃないですけどね、必死こいて仕事しながらそこそこ友達と会って家族ともメシだ旅行だお洋服だってやってるとね、貯金するのにも限界があるわけ。
んでもって前述の生活形態において貯金を目的にしたくないわけ。絶対にしたくないわけ。
そりゃあ破滅的な考えに聞こえるかもしれないけどあえて言わせていただければ、想定する節目節目に対する備え以外は貯金する意欲がたいそう欠けるわけ。
いくばくかを残す算段をしたいまとなっては、最低最低限のやりとりはしたくないわけ。貯めるは使うに直結するのが健全よ。力持たざるものは皆不健全と、そんな世の中に思えてくるのよ。
てなことをつらつら考えてるとね、そりゃあおれは無知で無力だなあって実感するわけ。
泣きたくなるしため息もつくよ。たまにはね。
