ケーブルでおもわず観賞。いやーよかったです。
なにがよいって、仲間全員、プロモーターも含めて全員が、心からランディをリスペクトしているのがよかった。
「じいさんの時代は終わったんだよ」的なことを誰一人言わないのが、いい。
だからこそ“こっちの世界”での一人ぼっちっぷりが際立っているのが、いい。
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栄華を極めた全盛期も過ぎ去り、家族、金、名声を失った元人気プロレスラー“ザ・ラム”ことランディ。現在はどさ回りの興行とスーパーのアルバイトでしのぐ生活だ。
ある日、心臓発作を起こして医師から引退を勧告された彼は、いまの自分には行く場所もなければ頼るひともいないことに気づく。
新しい仕事に就き、疎遠だった娘との関係を修復し、なじみのストリッパーに心の拠り所を求めるランディ。しかしそのすべてにつまづいたとき彼は悟る。
たとえ命を危険にさらすことになっても、自分はプロレスラー“ザ・ラム”としか生きることができない男なのだと
あといいのはね、マリサ・トメイのきれいな裸が見られますね。とてもきれいなね。
ああ、ミッキー・ローク? もちろん最高です。『ナインハーフ』と比べてなんていませんよ。そんな昔の映画、ちょっとしか覚えてませんよ。
上に貼ってあるトレーラー見てくれよ。「80年代最高、90年代はクソだ」ってさ。泣けるよローク。
『グラン・トリノ』はイーストウッドにしかできないように、この映画の主人公はミッキー・ロークにしか演じられないよ。当初出るとされていたニコラス・ケイジじゃダメなんだよ。
そっか。
復活の象徴なのはロークだけじゃなくて、監督のダーレン・アロノフスキーもおなじなのね、ってのは<シネマハスラー「レスラー」>に詳しいです。
ちなみに僕はプロレスに詳しくありません。思い入れがまったくありません。好きでも嫌いでもないです。ぶっちゃけ興味ないです。
でも、すごく面白かった。
そんな映画です。