ジャック・ニコルソンがデニス・ホッパーに言いました。
「自由を語るのと自由でいるのはちがう。人はきみの自由を恐れているのだ」と。
1969年米国映画。主役のふたりが監督および制作・脚本もこなしています。
いきなりネタバレしますが、ビリーのバイクは燃えずにキャプテン・アメリカのが燃えたのは、ひとつポイントだとおもいます。
タンクの中にはなにがあったかと。
ああ、なんと自由なのかと。
捨てることが自由ならば、捨てきれないのが人間だと。
だからこそ
<ジャック・ニコルソンの名シーン「イヤァーーー! ニッニッニッ!」>
こんな弁護士がいたっていいのだろうよ。
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ってのがアメリカン・ニューシネマのお題目らしい。
反体制・反ベトナム・若者の無気力・個人の無力──が文化として成立しており、いま現在、定義付けされている。
どこだっけ。娼婦の館だっけ。
「人の価値は棺に入ってから決まる」てなセリフがあった。
これってのは「目の前で繰り広げられる戦いの是非や正当性を決めるのは、当事者である我々ではなく後世の歴史家だ」と言ったヤン・ウェンリーとそれと同じと考える。
どこまでも前向きな無常感と共に、生きていたいとおもうのです。