素樹 文生 『上海の西、デリーの東』
旅モノです。上海の西から、デリーの東までの旅行記です。うん、結構いいタイトルだと思う。
やっぱりこういったノンフィクションものにとっても弱い僕を再認識。だってさ、情景が浮かんじゃうんだよね。脳裏じゃなくって目の前に。
ただね、ひとつ言いたいのは、おそらくこの本を3年前の僕が読んでいても、感化されて、仕事を放り出し、荷物をまとめ、チケットは取ることはしなかったと思う。
そういう意味では、観賞用の一冊といえるかもしれないね。もしくは僕が“恥じる大人”になっちまったか。