夜中にさ、こっそり行きましたよ。
うちからすればようやくです。本当にようやく。やっと観られた。
★『この世界の片隅に』
正直、観終わった瞬間はね、どうしよう、どう処理しよう俺的に、の心持ちが重くって、泣ける泣けないの話じゃなくてさ、そりゃもうなんつーかみんな生きてると。「生きている」と。そこの実感だけで大感動ですよ本当に。
いい映画です。ぜひ観ていただきたい。少なくとも家内には全力で観てほしい。
とても前向きで、残酷で、そこを描くことに関する作り手の本気が伝わってくる作品だからこそ、観ていただきたい。
間違っても「ああ、あの時代にも“日常”があったんだねえ」のひと言で終わらせんじゃねえぞ。そんな暴力的な馬鹿野郎には本当に早めに楽になっていただきたい。寝てろ。ずっと寝てろ。
いまを生きるために、いまを生きている人はどれだけの支えを求めているのか。
とりあえず生きようと思えたおれは本当にいまを生きようと必死です。おすすめです。