221kgの海と空

221kgは世界中の海と空で生息中です。でっかい世界のちっさな地図収集家。

 2015.2.19

91歳差

その日はたまたま実家から1km半ぐらいのところで取材があって、最寄り駅で営業さんと待ち合わせていたら母ちゃんから電話が入って、「ちょっと危ないから仕事が終わったら病院に来なさい」と言われて、取材場所に着いて、名刺交換して、さて……ってときに携帯が鳴ったけど出られないで、着信が途切れた後に留守電が入った震えを感じて、取材を終えて、留守電聞いて、ボロ泣きしました。祖母が逝きました。91歳でした。
3月1日に92歳になるはずだったのだけどね。よく頑張ったね。ここ数年は実家そばの施設に入っていたのでことあるごとに実家に集まって、一葉はもちろん八尋も抱っこしてもらって、よかったです。
母の母。小さいころから母に連れられ、兄貴といっしょにバスで阿佐ヶ谷の家でじいさんばあさんとなんだかんだして、帰りにパールセンターの稲毛屋って焼き鳥屋さんで「今日は手抜き」と晩御飯を買って帰るのを常にしていました。おれの“焼き鳥舌”はここのつくねがデフォルトです。
自分で言うのもなんですが、うちの性格は母そして母の母からの直系だと思っているのでとても悲しいです。そしてそして4人中最後の祖父母ということもあって、とても悲しいです。んなことはともかく、ばあちゃんが死んで、すげえ悲しいです。
翌日からの予定をかなり動かしたり飛ばしたり頭下げたり露骨に嫌がられたりしたため、この人とは仕事をしていきたい、こいつからの仕事はできれば断るという基準ができました。ばあちゃんありがとう。
死化粧をしてもらってね、本当にきれいなばあちゃんが帰ってきました。明日もそうだし、月曜日にまたあらためてお別れするけど、またいずれ会いましょう。
ばあちゃん、またね。孫は元気にやっています。